木材の含水率について
先日木材の含水率について、林業試験場の方と話をする機会がありましたので、
まとめてみたいともいます。
木材の含水率については一般的にわかりにくいところがあります。
というのも、木材の含水率の表記は2種類あるからです。
まずは乾量含水率というものからです。
乾量含水率は完全に乾いた状態の木質の量に対する水分の量の比率です。
数式にすると
(もともとの木の重量-乾燥させた木の重量)×100
------------------------------------------------
乾燥させた木の重量
一方、湿量含水率というものもあります。
これは全体の重量に対する水分量の比率です。
これを数式にすると
(もともとの木の重量-乾燥させた木の重量)×100
------------------------------------------------
もともとの木の重量
ということになります。
分かりますでしょうか・・・
同じ生木の木材で乾量含水率と湿量含水率を図で書くとこういうことになります。
乾量含水率
乾燥させた木材の重量を100として水分量がどれくらいかということになります。
この木材だと乾燥させた木材の重量が100、水分の重量が200なので、
乾量含水率は200%ということになります。
湿量含水率
一方、湿量含水率は全体の重量を100として、
乾燥させた木の重量が33%、水分の重量が67%なので、
湿量含水率は67%ということになります。
同じ木材でも数値の表記が
乾量含水率 200%
湿量含水率 67%
となってしまい、一般の方には非常にわかりにくいものになってしまっています。
通常、原木での流通は乾量含水率表示が一般的ですが、
チップや製品となると湿量含水率が主となるようです。
ちなみに木質ペレットは製品ですので表記は一般的に湿量含水率で、
含水率 16~18%
となります。
これをもし乾量含水率に直すと
含水率 19~21%
となります。
ただ単に含水率と書かれている場合、どちらの含水率なのかを見極めて話を進めないと、
混乱してしまう原因になります。
どこかで表記を統一するか、含水率を書くときは必ず(乾)、(湿)等と併記していただけるようにしてもらわないと、不便ですね。
まとめてみたいともいます。
木材の含水率については一般的にわかりにくいところがあります。
というのも、木材の含水率の表記は2種類あるからです。
まずは乾量含水率というものからです。
乾量含水率は完全に乾いた状態の木質の量に対する水分の量の比率です。
数式にすると
(もともとの木の重量-乾燥させた木の重量)×100
------------------------------------------------
乾燥させた木の重量
一方、湿量含水率というものもあります。
これは全体の重量に対する水分量の比率です。
これを数式にすると
(もともとの木の重量-乾燥させた木の重量)×100
------------------------------------------------
もともとの木の重量
ということになります。
分かりますでしょうか・・・
同じ生木の木材で乾量含水率と湿量含水率を図で書くとこういうことになります。
乾量含水率
乾燥させた木材の重量を100として水分量がどれくらいかということになります。
この木材だと乾燥させた木材の重量が100、水分の重量が200なので、
乾量含水率は200%ということになります。
湿量含水率
一方、湿量含水率は全体の重量を100として、
乾燥させた木の重量が33%、水分の重量が67%なので、
湿量含水率は67%ということになります。
同じ木材でも数値の表記が
乾量含水率 200%
湿量含水率 67%
となってしまい、一般の方には非常にわかりにくいものになってしまっています。
通常、原木での流通は乾量含水率表示が一般的ですが、
チップや製品となると湿量含水率が主となるようです。
ちなみに木質ペレットは製品ですので表記は一般的に湿量含水率で、
含水率 16~18%
となります。
これをもし乾量含水率に直すと
含水率 19~21%
となります。
ただ単に含水率と書かれている場合、どちらの含水率なのかを見極めて話を進めないと、
混乱してしまう原因になります。
どこかで表記を統一するか、含水率を書くときは必ず(乾)、(湿)等と併記していただけるようにしてもらわないと、不便ですね。
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